学生が知っておくべき情報のひとつに、学生のクレジットカード利用でここだけは注意しておいてほしいという情報をまとめました。学生がクレジットカードを使い始める前にここだけは覚えておきましょう。
1.返済の遅延は将来の信用に傷をつけてしまうので注意
学生でもきちんとしている方は多いのですが・・・
例えば、携帯電話料金の引き落とし口座にお金が入っていなかったから、数日返済ができずに「お客様の都合でつながりません。」という形で携帯電話が止められてしまった。
なんて友達も多いのではないでしょうか。
クレジットカードも、ショッピングで利用した場合にはクレジットカード会社が立て替えてくれているものなのです。気軽に返済を遅延して良いものではないのです。
「返済遅延が銀行口座の残高不足で、単純なミスで数日遅れた。」
というのであれば、そこまで大きな問題にはなりませんが
- 何度も返済遅延を繰り返している
- 2ヶ月以上の返済遅延になっている
という場合には深刻な問題として、クレジットカードの利用が止められてしまう可能性もあるのです。
さらに大きな問題として
クレジットカードの返済遅延情報というのは、そのカード会社だけの問題ではありません。クレジットカード会社や消費者金融、銀行などの金融機関は、クレジットカードなどの返済情報を業者間で共有しているのです。これを個人信用情報と言います。
悪質な返済遅延を繰り返してしまうと、他の金融機関に返済遅延を繰り返す人だということがばれてしまうのです。
そうなると、別のクレジットカードに申込んだときの審査に落ちてしまったり、カードローンや住宅ローンなどのローンの審査にも悪影響を与えてしまう可能性があるのです。
返済遅延は甘くみてはいけないのです。
2.締日と支払日を覚えておこう
前述したような返済遅延を起こさないためには、クレジットカードの締日と支払日を覚えておく必要があります。
- 締日というのは、1か月間のカードの利用額が確定する日のことです。
- 支払日というのは、確定したカードの利用額が銀行口座から引き落とされる日のことです。
例えば
締日が「月末」、支払日が「翌月末」の場合
10月1日~10月31日 まで利用した金額が10月31日の締日に確定することになります。
支払日が「翌月末」なので、11月30日に銀行口座から10月分の利用額が引き落とされるのです。
社会人であれば給料日などの関係もあるので、いつ引き落とされるのか?というのは理解したうえでお金を使うのですが、学生の場合はバイトによって給料日が違っていたり、引き落としのタイミングを覚えていなかったりすることが多々あるのです。
締日と支払日を理解していないと、そんなつもりはなくても、返済遅延を繰り返してしまう可能性があるのです。
3.不正利用は補償される
クレジットカードには、不正利用時に不正利用で使われてしまった金額を保険で補償するサービスがほぼすべてのクレジットカードに付帯されています。
これを盗難保険と言います。
カードには盗難保険が付帯されています。万一、カードが不正使用された場合は、紛失・盗難をお届けいただいた60日前にさかのぼり、それ以降の損害額を弊社が定めた規定にそって負担いたします。
とクレジットカード会社のウェブサイトに記載されているのです。
- 財布を落としたら、カードを悪用されてしまった。
- 財布をスリに盗まれてしまった。
- 自宅に泥棒が入り、カードが盗まれた。
- 貴重品ボックスから財布が盗まれた。
- 同僚や友人にカードを盗まれて悪用された。
- スキミング詐欺に合った。
- フィッシング詐欺に合った。
- 利用していた通販サイトが情報漏洩した。
- 海外で勝手に使われていた。
- お店の人が二重に決済していた。
というようなトラブルがあっても、その損害額はクレジットカード会社が補償してくれるのです。
しかし、「紛失・盗難をお届けいただいた60日前にさかのぼり」と書いてあります。
つまり、損害を受けてからあまりに期間が過ぎていると補償されなくなってしまうのです。
万が一、身に覚えのない請求が届いた、クレジットカードを失くしてしまった、という場合には速やかにクレジットカード会社のコールセンターに連絡をするということを覚えておきましょう。
まとめ
学生がクレジットカードを利用する前に覚えておくべきなのは
- 返済遅延をしてはいけない
- 締日と支払日を頭に入れておく
- 身に覚えのない請求や紛失があった場合には速やかに連絡をする
ということです。これを守っていれば、大きな問題なく安心してクレジットカードを使えるのです。