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クレジットカードには「ショッピング機能」と「キャッシング機能」があります。今回は学生のクレジットカードキャッシングについて限度額や注意点を解説します。
クレジットカードキャッシング機能とは?
ショッピング機能とは
店舗での買い物、レストランやホテルでの支払い、インターネットショッピングでの支払いなど、加盟店での商品やサービスの購入時にクレジットカードを使って支払うことができます。
支払い額は1ヶ月後~2ヵ月後に登録してある銀行口座から引き落とされることになります。
クレジットカードの国際ブランドの加盟店であれば、どこでもクレジットカードで支払いができる機能をクレジットカードのショッピング機能と言います。
キャッシング機能とは
コンビニのATMなどでクレジットカードを挿入すると、決められた限度額の範囲内でお金を借りることができる機能のことをクレジットカードのキャッシング機能と言います。
キャッシング = お金を借りる
という意味ですので、
クレジットカードのキャッシング機能というのは、アコム、プロミス、レイクなどの消費者金融でお金を借りる、カードローンでお金を借りるのとまったく同じサービスになります。
学生のクレジットカードキャッシング利用の注意点
クレジットカードのキャッシングは「借金である」ことを知る必要がある
クレジットカードのキャッシングは、「借金」であることを忘れてはいけません。
キャッシュカードをコンビニATMに入れて自分の銀行口座からお金を引き出すのと
クレジットカードをコンビニATMに入れてキャッシングでお金を引き出すのとは
同じような作業になりますが、似て非なるものなのです。
- 自分のお金か?
- 他人のお金か?
という違いです。
学生の段階で、クレジットカードのキャッシングを利用することが癖になってしまえば、長い人生を台無しにしてしまう可能性もあるので、本当に必要な緊急時に1回、2回使うだけのものとして考えなければならないのです。
そもそも、学生ではクレジットカードの限度額は少額しか設定されない!
クレジットカードのキャッシングは借金ですから「貸金業法」という法律に規定されています。
貸金業法では年収の3分の1までしか貸せないという総量規制のルールがあるので
月10万円のアルバイト収入がある学生であっても
年120万円 / 3 = 40万円
最高で40万円までのキャッシング限度額までしか設定できないのです。
クレジットカード会社が審査で総量規制いっぱいまで学生にキャッシング限度額を与えることはほとんどなく
相場では
3万円~10万円
が学生のクレジットカードのキャッシング限度額になるのです。
収入がない学生の場合は、キャッシング限度額は0円になります。
返済できないと将来に影響を及ぼす
クレジットカードのキャッシングは借金と説明しましたが
- 返済ができない
- 返済遅延が起こる
ことが続いてしまえば
個人信用情報という情報に「返済遅延」があることが掲載されるので
- 今後のクレジットカードやローン審査にマイナス影響がある
- 金融関連の企業の就職時に不利になる可能性がある
のです。
学生自身が自分の将来の可能性を狭めてしまう選択肢はおすすめしません。
まとめ
クレジットカードのキャッシングはあくまでも「借金」であることの理解が必要です。
本当に緊急時以外は利用してはいけないものとして考えましょう。