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「デビットカードって何?」
「学生でも作れるの?」
・・・
多くの学生の方は、デビットカードについて深く理解していないかと思います。しかし、実際はクレジットカードよりも学生にはデビットカードの方がおすすめできる要素がたくさんあるのです。今回はデビットカードの学生が活用するメリットデメリットを中心に解説します。
そもそも、デビットカードとは?
まず、デビットカードがクレジットカードとどう違うのでしょうか?
例:三菱東京UFJ-VISAデビット
デビットカードとクレジットカードは「支払方法」が違う
クレジットカードも、デビットカードも、
- お会計時カードを店員に渡すことで
- ネットショッピングでカード番号を入力することで
支払ができる仕組みです。
どちらも、カードに付帯している国際ブランド「VISA」や「JCB」の加盟店で利用することができます。
ここまでは全く同じなのですが・・・
- クレジットカードの引き落とし → 30日~60日後に銀行口座から引き落とし
- デビットカードの引き落とし → 会計しているその場で銀行口座から引き落とし
という違いがあるのです。
「じゃあ、後から引き落とされるクレジットカードの方が良いじゃん。」
と思ってしまいますが、そうではありません。その理由は後述します。
デビットカードとクレジットカードは「作れる年齢」が違う
- クレジットカード → 高校生を除く18歳以上
- デビットカード → 中学生を除く15歳以上
がベースとなっています。これ以上年齢が高くないと作れないクレジットカード、デビットカードもありますが、一番年齢が低いのは上記の設定です。
つまり、高校1年で入学したてでも作れるのが「デビットカード」です。
デビットカードとクレジットカードは「発行会社」が違う
- クレジットカード → カード会社が発行
- デビットカード → 銀行が発行
です。
デビットカードは銀行口座と紐づけて利用するものであり、キャッシュカードの延長線上で銀行が発行しているものなのです。
この3つが大きなデビットカードとクレジットカードの違いです。
では、学生にとっては何が便利なのでしょうか?
学生にデビットカードがおすすめの理由
その1.審査なしで作れる
デビットカードは、クレジットカードと違って、発行会社が立て替える必要がありません。
デビットカードの支払い時には、リアルタイムで登録している銀行口座から引き落とされるのですが、口座残高が会計する金額に不足している場合には、支払が完了しないのです。
クレジットカードは、30日~60日後に銀行口座から、引き落とされるので高額なカード利用がある方が引き落とし時に銀行口座に残高がなく、カード会社が損をしてしまうことも少なくありません。カード会社はこれを回避するために、支払い能力を審査しているのです。
デビットカードは、発行会社である銀行が立て替える必要がない為、支払い能力の審査がないのです。
銀行口座を作れる学生なら、99%デビットカードは作れる
のです。
これは学生にとっては大きなメリットと言えます。
学生がクレジットカードを作る場合には、バイトなどで収入がある学生は審査が通りやすいのですが、バイトなどをしていない収入ゼロの学生は審査に通らないケースもあるのです。
その2.使いすぎるリスクがない
社会人であれば
「給料日前に10万円足らなくなったけど、このバック欲しいから買っちゃおうか。」
とクレジットカードを使っても、来月の給料日で返せるのですから問題ありません。
しかし、学生の場合は、収入が社会人ほどはないため、引き落としできずにブラックリストに載ってしまう可能性もあるのです。
学生には誘惑も多いので、自分の銀行口座の範囲内でしか使えないデビットカードは、無駄遣い防止の役割も持つのです。
また、1日あたりの限度額、1回あたりの限度額、1ヶ月あたりの限度額を個別に設定することもできますので、家計管理をしやすい決済用カードというメリットもあります。
その3.海外での現地通貨引き出しもできる
学生が海外旅行に行くことも珍しくありません。
- 卒業旅行
- 夏休みの旅行
- 冬休みの旅行
- 修学旅行
- 留学
- ホームステイ
・・・
など、留学も含めれば、学生自体に数回海外に行く人も多いのではないでしょうか。
デビットカードには、海外ATMで、日本の銀行口座から、現地通貨を引き出すという機能があります。
日本の銀行口座に20万円入金があったとしたら
アメリカの街中にあるATMにデビットカードを入れれば、現地通貨で約2000ドルを引き出すことができるのです。
わざわざ、空港で両替をする必要もなく、トラベラーズチェックを持ち歩く必要もないのです。
当然、デビットカードは盗難されても、暗証番号がわからなければ使われることもありませんし、不正利用されれば保険で損害は補償されています。
海外に行く学生の必需品でもあるのです。
留学の場合にも、親がデビットカードに登録した銀行口座に生活費などを入金すれば、現地で現地通貨で受け取ることができます。これも大きなメリットです。
学生が知っておくべきデビットカードの唯一のデメリット
実は、学生にメリットが多いデビットカードですが、大きなデメリットもあります。
定額支払いや一部の支払に対応できない
という点です。
1回ごとの支払はクレジットカードでも、デビットカードでも可能なのですが
例えば
- 光回線の通信費
- 高速道路の料金
- オンラインカジノ
- ガソリンスタンド
・・・
等、クレジットカードは使えても、デビットカードは使えないという加盟店もあるのです。
このときは、クレジットカードで支払うか?現金で支払う必要があります。
まとめ
学生にデビットカードがおすすめの理由
- 審査なしで作れる
- 無駄遣い、使いすぎの防止
- 海外ATMで現地通貨引き出しが可能
という点があります。
クレジットカードが使えるのにデビットカードが使えない加盟店もいくつかあるので注意が必要です。
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